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ブレないコーポレートサイトの土台づくり。カギはインナーブランディングにあります

2017年03月13日

2017年も新年度を迎えようとしているこの時期、節目に合わせてコーポレートサイトをリニューアルされる企業様も多いのではないでしょうか。パンセはおかげさまで沢山のリニューアルに携わらせていただいている真っ最中です。こんにちは。デザイナーのやまざきです。

コーポレートサイト構築イメージ
コーポレートサイトの構築にあたり検討・吟味するべきポイントは沢山ありますが、その判断基準がブレてはいけません。企業としてどのようなコンテンツを、どのようなデザインで、何を目的にアピールしていくのか……。事業計画やアクセス解析に基づく指標はもちろんですが、そうしたさまざまな要素の判断基準の土台となるのは、「自社の“強み”や“ブランド”への理解」ではないでしょうか。

コーポレートサイトには企業理念やビジョンのページがありますが、皆さんは自社の企業理念やビジョンをぱっと思い浮かべられるでしょうか。ブレないコーポレートサイトを構築するためにも、ぜひ改めて振り返ってもらいたい「自社ブランドを理解するためのインナーブランディング」について、デザイナー視点でご紹介します。

社員が自社を熟知するためのインナーブランディング

企業のブランディング活動は大きく「インナーブランディング」と「アウターブランディング」の2つに分けられます。

インナーブランディングとは

企業のブランド価値やビジョンを「社内」に浸透させる啓蒙活動

インナーブランディングは、企業から社内に向けて企業理念やビジョン、ポリシーなどを発信する活動です。インナーブランディングの成果は、社員一人一人が自社ブランドを作り上げ、一丸となってブランドイメージを外に向けて発信していくことにあります。

アウターブランディングとは

企業のブランド価値や商品・サービス価値を顧客や消費者など「社外」に向けて訴求していく活動

ブランディングといえば一般的にこちらのイメージが強いかもしれません。自身が自社ブランドについて理解していなければ適切なブランドコミュニケーションは行えません。彼を知り己を知れば百戦殆うからず。まずはインナーブランディングで社内の理解を深め、社員一人一人が自社ブランドを体現できることが、結果的にアウターブランディング成功の鍵となります。

インナーブランディングの重要性

ブランディングというと「シンボルマーク」「ロゴマーク(+タグライン)」「コーポレートカラー」「製品パッケージ」など視覚的にわかりやすいものを思い浮かべる方も多いと思いますが、顧客やユーザーが抱く「このブランドなら安心」「また利用したい」「相談してみよう」といった安心感や信頼感は、ビジュアルだけでなく体験してこそ生まれるものです。その体験を生み出し、顧客やユーザーに届ける最前線に立つのは社員であり、社員一人一人の日頃からの言葉や行動が企業の印象になります。

それでは、企業と社員の持つ自社ブランドイメージや理念にズレがあったらどうなるでしょうか。

例えば、商談やレセプションパーティなどの大事な場にふさわしいスーツを求めて訪れた一流ブランド店で、店員さんの言葉遣いに品がなく服装がヨレヨレだったとしたら、求めている商品があるのか、適切な対応をしてもらえるのか不安になりますよね。

インナーブランディングが浸透すると、企業と社員が一致し、一人一人の振る舞いがブランドの価値そのものになっていきます。自社に誇りを持ち、より価値を深めるための行動の成果は、売上げなどの数字のほか、採用といった企業への期待や憧れにも表れてくるでしょう。

インナーブランディングの成功がもたらす効果は、以下の「人気アルバイト ランキング」調査にも表れています。

brand07.jpg 回答者のコメントを見ると、「店員さんの接客態度がいい」「難しそうだけどかっこいい。一人前になれる感がある」「働く人の教育がきちんとなされている」といったコメントが特に多く見られました。おしゃれな店舗の内装・雰囲気や、美味しい商品があることが求職者にとって大きな魅力になっているのは間違いありませんが、それだけではなく、臨機応変な接客で働くスタッフに対する憧れや教育制度に魅力を感じ「働いてみたい」と憧れる人も多いのです。
 
 「スターバックスコーヒー」同様に、「働く人」に対して高い評価が多いのが3位の「東京ディズニーランド」です。回答者のフリーコメントを見ると、「お客様を喜ばせるという、同じ目標に向かって頑張っているキャストさんの姿が輝いている」「キャストさんの対応、魔法の国の世界観、衣装、全てが小学生の頃から憧れ」「従業員の対応が凄いのでここで働ければ自分もそうなりそう」というように、テーマパークとしての世界観だけでなく、高いプロ意識をもって働く人に、多くの求職者が強い憧れを感じています。
 

ツールを活用した長期的なインナーブランディング

それでは、インナーブランディングの手法にどんなものがあるでしょうか。
まず、社員の数だけメッセージの受け取り方や浸透までの時間は異なります。私自身、日々目の前の仕事を進めることにいっぱいいっぱいになりがちです。そんな中で企業理念やビジョンをポンと渡されて「さあやりましょう!」と言われてもなかなか足並みを揃えてスタートできるものではありません。 インナーブランディングは一朝一夕で成果が出るものではなく、長期的な視点で継続して取り組まれます。

brand08.jpg長期的に行う具体的な施策としては、“手の届くところに置けて、いつでも目に入る”ツールの導入があります。今回はそうしたツールの中からいくつかピックアップしてみます。

インナーブランディングに用いられるツールには下記のようなものがあります。
 
  • 社内報・イントラネットサイト・社内向けSNS
  • 社内ポスター・コンセプトブック、ノベルティグッズ、など

上記のツールには「シンボルマーク」「ロゴマーク(+タグライン)」「コーポレートカラー」などのCI(=コーポレートアイデンティティ)のビジュアルが取り入れられることが多いと思います。しかしCIだけでは社員に関心を持ってもらうための決め手に欠けます。社内向けだからこそできる、親しみや遊び心のあるデザインを取り入れることが関心を高めるポイントになるでしょう。

社内報・イントラネットサイト・ 社内向けSNS

継続的にメッセージを発信していくには、リアルタイムで更新可能なツールが有効です。社内に向けて社員の視点で情報を発信することは、社員同士のコミュニケーションにもつながります。また、業務紹介やスタッフ紹介、社内イベントのレポートなど社員に寄り添ったコンテンツづくりをすることで、他部門や離れた拠点の雰囲気を知ることもできますので、ツールがブランドの在り方・価値をみんなで育てる場となります。

brand09.png

リアルタイム更新が可能なツールでは、イントラネットサイトやSNSが有効です。特に構築の手間がかからないSNSは導入しやすく、スマホアプリもありますので社員同士の使い勝手もよいのではないかと思います。

パンセも、News2uグループ社員専用のFacebookグループで情報共有を行っています。2015年の社内アワードでは、幹事の意向で投稿数の多かった上位3名を表彰したりと、リアルなコミュニケーションにもつながりました。

紙の社内報は、インナーブランディングの代表的なツールとして以前から継続的に導入している企業も多いと思います。SNSのような気軽な情報共有に比べると、比較的強いメッセージを伝えることができるツールとして活用することができます。最近ではリアルタイム更新を意識する担当者が増え、紙の社内報のWeb化(Web社内報)も進んでいます。

パンセではWeb社内報のご提案をしております。カスタマイズも可能ですので、お気軽にご相談ください。

社内ポスター・コンセプトブック・ノベルティグッズ

常に掲示できる、手の届くところに置けるという点で最も身近なツールです。ただし、目に留めて、意識をしてもらえなければ意味がありません。インパクトや親しみのあるデザインを心がけましょう。付箋やカレンダーなど、仕事で使えるノベルティにして手にする機会を増やすのもアリです。アウターブランディングとして社外に配布もできます。

パンセの社内ポスター・ノベルティ

brand02.jpgのサムネイル画像

ここでパンセの取り組みをご紹介しますと……。 News2uグループの制作会社として立ち上がったパンセの社内には「サービスポリシー・行動原則」「経営理念」「スタッフポリシー」、その年の目標となる「コーポレートメッセージ」の4つのパネルが掲げられています。A1サイズなのでなかなかの大きさです。

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歴代の缶バッチ
そしてコーポレートメッセージは缶バッチとしてもスタッフに配られます。News2uグループの取り組みとして2003年から今日まで続いていて、社員証のストラップにつけているスタッフもいます。
 
パネルと缶バッチの制作は、社長とデザイナーのコミュニケーションから始まります。
社内に伝えたいメッセージと想いを直接ヒアリングしてラフデザインを起こしていきますが、デザインは基本的にすべてデザイナーに委ねられています。過去には社内のデザイナーでコンペ形式で制作したこともありました。「メッセージのゴールは何か」「どんな1年にしたいか」「どんなデザインならスタッフが身につけてくれるか」などを考えながら、フィードバックをもらい、練り上げていきます。
 
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2017年の缶バッチ
2017年のコーポレートメッセージは「Starting Over」。新しい夢を描いていく、元気よく様々なアイデアを生みだしていくイメージとなっています。

さいごに

コーポレートサイト構築にあたり「うちってどんな会社だろう」「どんなコンテンツ、どんなデザインにしよう」「ユーザーにどう受け取ってもらいたいだろう」そう迷ったときは、ぜひ社内を見渡してみてください。ブランディングの原点となるものが発信されているはずです。そうして掴んだ自社のブランドイメージを土台にすれば、つくるべきコーポレートサイトの形が見えてくるでしょう。
 
パンセにご来社される機会がありましたら受付に缶バッチやシールをご用意しておりますのでぜひお持ち帰りください。

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