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Webサイト制作

そのCMS本当に必要?導入を決める前にもう一度考えてみよう

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もしあなたが、自社サイトの運用を任されていたり、リニューアルを考えていたら、「CMS」という言葉はご存知のことでしょう。あるいは、どこかのWeb制作を専門にしている会社にから『「CMS」という魔法のツールを入れると、あなたの業務負担がきれいさっぱりなくなって体も軽くなり、まるで20歳は若返ったかのような気分に…』と営業されて、導入を検討しているところかもしれません(注:そんな会社はありません)。

でも、ちょっと待ってください。
そのCMS、本当にあなたの関わるサイトに必要ですか?
CMS導入には、お金はもちろんのこと、ツールの操作方法を学習したり公開フローを確立したり、それなりにコストがかかるものです。
もしCMSがなくても十分に運用できるのなら、今検討しているCMS、必要ないものかもしれませんよ…!

どんなサイトにはCMSが不向きなのか

サイトのCMS化にはメリットもたくさんありますが、デメリットももちろんあります。
これらを正しく理解しないと、せっかく導入しても不都合ばかりで逆効果になりかねません。
よくあるCMS紹介ページでは良いところばかりを前面に押し出しがちですが、パンセのタネは正直なのでデメリットも教えてしまいます。

たとえば、以下のようなケースに当てはまる場合、導入によって得られるメリットよりも、デメリットの方が大きい可能性があります。

更新頻度が低いサイト・規模が小さいサイト

もしあなたのサイトが年に数回か、それより少ない頻度でしか更新されないのであれば、そもそもツールによる管理が必要なのか再検討してみましょう。
全体で数ページ程度の小さなサイトでも、更新される箇所は必然的に少なく、導入によるメリットは感じづらいかと思います。

もちろん、今後更新頻度を増やしていきたいと考えていたり、例えばIR情報のように、時間通り公開しなければならないコンテンツを扱いたい、などといった場合には、有効に活用できる可能性があります。

どのページもデザインが違う

メールマガジンからの誘導でアクセスされるランディングページや、新商品のキャンペーンサイトなど、各ページが単独で成り立っていて、それぞれ独自のデザインを施したいといった場合、逆に対応が難しくなったり、1ページ辺りの制作コストが増えてしまう場合があります。
コンテンツの管理だけでなく、サイト全体のデザインを統一して管理できるのもCMS化による利点の一つですが、統一されたデザインにあてはまらないページが多いサイトでは、むしろ逆効果になってしまう場合があるのです。

サイトが表示される速度をもっと早くしたい

様々な調査によると、ユーザーがページを開いて「遅い」と感じるまでの時間は2~3秒程度だといわれています(Webページの読み込み時間、3秒が限界か | マイナビニュース)
それを超えるとユーザーは、ページが表示されるのを待たずに閉じてしまう傾向が高くなるのです(みなさん経験あるのではないでしょうか?)。
せっかく運営しているサイトをたくさんのユーザーに見てもらうのなら、表示されるまでの時間は短いに越したことはありません。モバイル全盛のこの時代、表示速度は何よりも重要になりつつあります。

少し専門的な話になりますが、一般的にCMSは(全てではありませんが)、プログラムを利用してリアルタイムでページを生成するものが多く、そうした場合、ページを表示するまでにどうしても時間がかかることがあります(ユーザーの回線速度やプログラムの構造にもよりますので、一概には言えませんが)。
一方、CMSを導入せず静的なファイルでサイトを構築している場合、プログラムが動作する必要がなく、単純に比較すると、こちらの方が高速にページが表示される可能性が高くなります。

ここまでの話を読んで、「デメリットはわかった。でもやっぱりサイトの更新性は向上させたいんだよね」と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか。

安心してください、CMSを使わずに情報を更新する方法もあります

真心をこめて手動で更新

サイトの更新が年に数回程度しかなく、運営に携わるスタッフがあなた1人という規模であれば、自分でHTMLファイルを書いて構築した方がスピードも速く、わざわざログインをしたり保存やファイルアップロードのためにボタンを押したり…といった、余計な操作をする手間も省けるでしょう。
HTMLを書くなんてちょっと難しそうに感じるかもしれませんが、サイトの規模以上に高機能なCMSを導入してしまうと、出来る事が多すぎて学習コストが大きくなってしまい、トータルで見るとHTMLをちょっと覚える方が楽だった、なんて事もあり得ます。

ソーシャルメディアを活用しよう

自分でHTMLを書いて手動で更新することが出来るとしても、そんな手間のかかることはしたくないし、もっとすぐにサイトに反映して欲しいというせっかちな方。意外と忘れがちですが様々なSNSサービスを使って情報を更新するという手もあります。
TwitterやFacebookのタイムラインを表示するウィジェットをサイトに設置しておけば、更新したものが即時サイトの方にも反映されますし、情報拡散も同時に行うこともできます。
公式な情報を扱う場合には少々不向きですが、サイトの目的と合致していれば、この方法も検討する余地はあるのではないかと思います。

 

TwitterとFacebookのウィジェット

でも…やっぱりCMSが便利そうだし導入したい

これまでCMSに不向きなサイト・ページについて考えてきましたが、とはいえCMSを導入した方がよいケースももちろん(たくさん)あります。

サイトが大規模

サイト全体の総ページ数が数十、数百ページにのぼるような大規模なサイトを少人数で運営しているのであれば、もちろん導入のメリットは大きいです。
導入することで、あなたの業務負担がきれいさっぱりなくなって体も軽く…ということはありませんが、これは検討している場合ではなく、今すぐにでも導入した方がよいかもしれません…!

頻繁にサイトを更新する

年に数回どころではなく、月に数回、またはそれ以上更新が発生したり、新しいページを追加したりしているような場合も導入のメリットは大きいでしょう。
導入することで、まるで20歳は若返ったかのような気分に…ということはありませんが、これは検討している場合ではなく、今すぐにでも導入した方がよいかもしれません…!

上長の確認や差し戻しなど承認フローを整えたい

ページを公開するにあたり、上長の承認や他部署への連絡など、様々な手続きを経てから公開しなければならないようケースは多いと思います。CMSには承認フローの機能を備えたものもありますので、その煩雑な手続きをシステム化することができます。これにも導入のメリットはかなりありそうです。
導入することで(以下略

これ以外にも、それぞれのサイトの目的や状況によって導入によるメリット/デメリットは様々ですが、それらをきちんと比較検討していくことが大事です。
CMS導入は目的ではなく、あくまでどのようにサイトを運営していきたいかという目的を達成するためのツールだということを忘れないでください。
もしあなたが検討中であるなら、パンセのタネにも参考になる記事がたくさんありますので、参考にしていただけると幸いです。

(そしてここからが本題です…)

上記のようなメリット/デメリットを色々検討した結果、最適なCMSの選定も含めて導入まで引き受けてくれる、頼れる制作会社はないものかと思っているあなた。
体が軽くなったり若返ったような気分にさせる事は出来ないかもしれませんが、そんなあなたにはパンセが強い味方になれるはずです。
パンセには一般的なCMSツールとしてよく利用されているMovable TypeやWordPressをはじめ、様々なCMSツールの導入実績が多数ありますので、お客様の体制や課題に合わせて最適なCMSをご提案することができます。

さらにはMA(マーケティングオートメーション)ツールとして有名な、HubSpot・サイトコアといったデジタルマーケティングプラットフォームについても、パンセは正規認定パートナーとなっており、導入支援から導入後のコンテンツ制作、コンサルティング業務にいたるまで手厚くサポートする体制が整っています。

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HubSpot:インバウンドマーケティングのための統合マーケティングツール
HubSpot(ハブスポット)はインバウンドマーケティングのためのオールインワンマーケティングおよびセールスツールです。ユーザーを集め、リード化し、顧客化するための様々な機能を持つマーケティング機能と、取得したユーザーの情報や取引状態などのタスク管理や情報追跡など、営業活動と連携したシームレスな操作が実現できるセールス機能が統合されています。

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サイトコア:顧客化までの接点に重点をおいたデジタルマーケティングツール
顧客接点ポイントをより強固とするため、Webサイト構築・コンテンツ管理・多言語対応・マルチデバイス対応など基本機能は備わっています。
また、理想的・効率的なデジタルマーケティングを実現するための必要な分析機能は備わっているので、分析に基づいた最適なコンテンツのリアルタイム発信・SEO・パーソナライゼーションの効果検証・最適化までを統合管理が可能です。

これら以外にも様々なCMSの導入はもちろん、CMSを使わないサイトの構築やリニューアルなど、ウェブサイト制作にまつわる事でお困りのことや、相談にのってほしいことなどありましたら、ぜひお気軽にパンセまでお問い合わせください。

HubSpotお役立ち情報 コツや使い方をご紹介します!

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