「PRプランナー」受験奮闘記 ~新人アシスタントWebディレクターの挑戦~
みなさん、こんにちは!新人アシスタントWebディレクターのオンダです。
今年4月に入社してから早9か月近くが経ちましたが、寒さに負けずまい進してまいります!
今回は私の「PRプランナー」受験奮闘記をお話ししていきたいと思います。
新入社員がPRプランナーに挑戦したワケ
受験したきっかけについてですが、入社して間もない頃、私は上司からこの資格の存在を知らされました。
そこで早速詳しく調べてみたところ、資格の名称自体は、「PRプランナー」ではあるのですが、内容はマーケティングや危機管理、CSRなど多分野におよび、今後の業務に大きなプラスになる印象を受けました。
そして何よりも私自身が、仮にいいものがそこにあったとしても、「その素晴らしさをどのように周知させていけばいいのか」というPRの視点・手法に強い興味があったため、受験を決意しました。
PRプランナーとは?
PRプランナーは、公益社団法人 日本パブリックリレーションズ協会が2007年から導入した資格制度で、正確には「PRプランナー資格認定制度」といいます。広く社会の発展に寄与するPRパーソンとしての知識、スキル、職能意識を有することを認定する資格です。
そして資格を取得するには、下記ステップをふみます。
「PRプランナー補」(一次試験)
↓
「准PRプランナー」(二次試験)
↓
「PRプランナー」(三次試験)
要するにPRプランナーになるためには、一次試験から三次試験を順番にすべて合格する必要があるということです。
合格への道のり
「PRプランナー補」(一次試験)対策編 ~地道な学習が実を結ぶ~
まずは一次試験対策について。
学習には、公式の一次試験対応テキストと問題集を使用しました。さらに、PRプランナー資格認定制度/検定試験公式Webサイトに参考問題が掲載されているので、そちらも参照しました。
一次試験に関しては、上記の対策で試験内容の8割がたはカバーできると思います。余力があれば、協会が推奨している参考図書を読むことで、PRに関する知識をより一層深めることができるでしょう。
一次試験はこのような対策で、大きな不安要素もなくスムーズに合格することができました。
「准PRプランナー」(二次試験)対策編 ~時事知識が勝負のカギ~
一次試験に無事合格した私は、PRの知識をより深めようと、そのまま二次試験の受験を決意しました。
しかし、二次試験は少し勝手が違い、4つの科目すべての試験をパスする必要があります。
下記がその科目です。
- 科目A : CSR、IR、危機管理等、企業経営とコミュニケーションに関する知識
- 科目B : マーケティング、ブランドマネジメントに関する知識
- 科目C : 広報・PR実務に関する知識
- 科目D : 時事知識
※各科目25問 試験時間:各50分
単純計算で100問を200分。休憩時間や移動時間を含めると丸半日を消費するので、受けるには相当な覚悟がいります。
試験対策は、一次試験と同様に公式の二次・三次試験対応テキストと問題集をしっかりと読み込み、分からない用語や苦手な項目は入念にチェックしました。二次試験は専門的な内容や、広報・PRの実務に関する知識までが問われるので、確実な対策が必要です。
そして、私が二次試験対策でなによりも強調しておきたいことがあります。それは、「科目D : 時事知識」をなめてかかると痛い目に合う!ということです。
その内容は、
①社会、②政治、③経済、④国際、⑤生活、⑥科学・医療、⑦文化、⑧スポーツの8ジャンルから出題。時事問題の出題範囲は、5月実施の試験では試験実施前6ヶ月(10月~3月)、11月実施の試験では試験実施前6ヶ月(4月~9月)となります。
とあります。
ところが、私は何を思ったのか、「毎日、新聞やアプリでニュースはチェックしてるし、大丈夫でしょ!」と慢心し、迎えた試験本番であえなく撃沈しました……。二次試験は一科目でも正答率が50%を下回ると不合格になってしまうので試験後はかなり落ち込みました。
受験した感触として、科目A~Cは上で述べた基本的な対策で対応できないものではないです。しかし、「科目D:時事知識」は、普段ニュースをチェックしているだけでは足りないので、参考図書の『月刊新聞ダイジェスト』を確実にチェックしておくべきでした。
なかば試験に落ちた気がしていた私ですが、今回は運も味方し、なんとか合格することができました。ただこれから受験される方々のために、改めて声を大にして言います。
「科目D:時事問題」は、しっかり対策してくださいね!
実務の場でのPRプランナーの価値
そんな経緯で私はなんとか准PRプランナーになることができました。
現在私が所属するパンセは、「Webサイトの企画立案、設計からサイト構築、効果測定、運用フローの改善はもちろん、企業PRの視点に立ったご提案」をしていくことをポリシーとしています。
ですので、資格試験を通じてPRについて学んだことで、自社のポリシーを身近に感じることができ、様々な企業のWebサイトを閲覧する際も、「PRの観点で見るとこのサイトは最適だろうか」という視点を意識できるようになってきたと実感しています。
PRプランナーへの道はつづく ~三次試験挑戦に向けて~
PRプランナーになるためには、まだ三次試験が残されています。
しかし、三次試験を受験するためには、3年以上の広報・PR関連実務経験者という条件があるため、あと約2年間、PRとWebの実務を通して、しっかりと知識と経験を積んだ後、チャレンジしたいと思います。
私は今回、自らの業務にプラスになると考え、この資格に挑戦しました。しかし「知行合一」という言葉が示すように、知識を蓄えるだけでなく、それを実践して初めて真の能力になります。なので今後は実務の場で着実に成長していきたいと思います。
これから年末になりますが、みなさん(私も)飲みすぎ食べ過ぎには注意して良い年末を!