可愛くて効果的!SNSアカウントを使ったキャラクター・マーケティング
こんにちは、新入社員のさいだです。
近年インターネット、特にSNSを使ったマーケティングは当たり前になりましたよね。
SNSのマーケティングで多いのは、企業がキャラクターのアカウントでユーザーとのコミュニケーションを図る”キャラクター・マーケティング”という手法だと思います。
そこで今回は見ていて楽しい!友達にも教えたい!そんな可愛いキャラクターたちのSNS公式アカウントをピックアップしてみたいと思います。
じゃらん公式Twitter「にゃらん」
まずはTwitterから!
「日本最大級の宿・ホテル予約サイト」でおなじみの「じゃらん」。
イメージキャラクターである猫の「にゃらん」は皆さんご存知ですよね。
にゃらんのTwitterアカウントは猫好きをはじめとする17万以上のユーザーにフォローされています。(2015年10月時点)
ツイートの内容としては、企業のサービスについてのものはほとんどなく、にゃらんの愛らしい写真とのほほ~んとした短いつぶやきがメイン。
時にはサンリオの人気キャラであるKIRIMIちゃんとのコラボ写真も投稿され、1万を超えるいいね!を獲得しています。
にゃらんの写真がタイムラインに流れてくると毎回ほっこりしますよ~。
映画『ted』シリーズの公式Facebook「テッド」
Facebookからはこちらをピックアップ。
”世界一ダメなテディベア”「テッド」を主人公とした、幅広い世代に人気の映画『ted』の続編となる『ted2』。
この作品は公開3日で40万人を越える観客動員数を記録し、大ヒットとなりました。
Twitter、Facebook公式アカウントでは、モフモフで愛らしいテッドが映画PRのため全国各地を飛び回る様子や、同じクマのキャラクター達とふれあう姿が随時投稿されていました。
そして今回特に注目したいのは、話題となった「Facebook Q&A」の企画です。
ユーザーから寄せられた質問にテッドがリアルタイムで答えてくれるというクマ史上初!?の試みは大盛り上がり。
ユーザーとのコミュニケーションをリアルタイムで行える「Q&A」を使ったコンテンツマーケティングは今後増えるかもしれませんね!
フロム・エー ナビのLINE公式アカウント「パン田一郎」
最後はLINE公式アカウントです!
正直LINEでのマーケティングは難しいと思いませんか? 無料スタンプを配信していたら、一旦友達になってスタンプをダウンロードし、即ブロック!!!という方も結構いると思います。
そんな中、CMでもおなじみのパン田一郎の友達数はなんと1590万人超え!(2015年10月時点)
企業のLINE公式アカウントの中でもかなり多い友達数を誇っています。
また今年、グッドデザイン賞(主催:公益財団法人日本デザイン振興会)の「グッドデザイン・ベスト100」に選出され、パン田くんの活躍は止まりません!!
人気の秘訣は、スタンプの可愛さはもちろん、注目すべきは個別トークでの対応です。
「今何してる?」と話しかけると「スーパーで食材を選んでいます~」となんとなくほっこりしてしまう口調で返してくれるところは、まるで本当の友達と話しているかのよう。
色々な話題に対応してくれるだけではなく、なんとお天気情報も教えてくれます!
一人で暇なときに気軽に話しかけられるパン田くん、今後も見守っていきたいと思います。
キャラクター・マーケティングとは
現在私たちはSNSを通して可愛いキャラクターたちとの交流を楽しめていますが、これは立派なマーケティングの一種です。
ご存知の方も多いかもしれませんが、企業がマーケティングにキャラクターを使用するメリットを確認しておきたいと思います。
- 有名なキャラクターを「アテンション・ゲッター」として用いることで、広告への注目が高まる
- 他の類似する商品・ブランドとの差別化の手段となる
- キャラクターへの関心や親しみ、好意度により、広告や商品・企業への関心や良好なイメージが高まる
キャラクターをシンボルとして用いることで、ブランドイメージが確立・強化される
この中でも3番目の効果が特に大きいと感じます。
キャラクターの親しみやすさは、キャラクターを越え背景にある企業に対する関心を高めることにつながります。
親しみやすさを生み出すためには、ただキャラクターを誕生させるだけではなく、キャラクターとの交流の場を設けることが非常に有効です。
そのことを考えると、SNSでキャラクターたちの様子やユーザーとの会話を発信することは、”友達”に似た親しみやすさを演出することができるとても良い方法です。
キャラクターと多くのユーザーがSNSを通して”友達”になることで、企業とユーザーが”友達”になることに繋がります。
広告のにおいがするとちょっとマイナスなイメージを持たれやすいですが、交流を通して親しみやすさを持ってもらうことは、企業にとってプラスのイメージをもたらすことが考えられますね。
まとめ
今回取り上げた3つのキャラクターたちに共通していることは、インターネット上でユーザーとうまく交流ができているという点です。
企業の情報よりもキャラクターの性格や特徴をうまくアピールし、コミュニケーションを取っています。
これが友情に近い感覚を生み出し、企業のブランド力を高めたりファンを醸成したりすることにつながっているのだと思いました。
これからもキャラクター・マーケティングが増えていくにつれ、色々なキャラクターたちと交流する機会が増えていくかもしれませんね!